2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧
この時期、現代英米小説のファンなら全米図書賞に関心を向け、例えば今年の本命と目される Denis Johnson の "Tree of Smoke" を読むべきかもしれないが、ぼくは何しろ文学ミーハーに過ぎないので、読まず嫌いでいこうと思っている。それより、今年に限らず…
ブッカー賞の季節がようやく終わり、これでアメリカの小説もじっくり読めるようになった。さる10月10日には全米図書賞の最終候補作が発表され、http://www.nationalbook.org/nba2007.html どうやら Denis Johnson の "Tree of Smoke" が本命視されているよう…
すっかり体調を崩し、読書どころではなくなったが、ひさしぶりにアメリカのアマゾンのブログを覗いてみると、10月19日付で Anne Enright の "The Gathering" を賞賛する記事が載っていた。http://www.amazon.com/gp/blog/A287JD9GH3ZKFY/104-0479793-5168747…
いやはや、驚いた。まさか Anne Enright の "The Gathering" がブッカー賞を取るとは!http://www.themanbookerprize.com/news/stories/1004 ぼくは今年も最終候補作をぜんぶ読んだが、その中で一番低く評価していた作品だ。それどころか、9月12日の日記に…
遅いニュースだが、10月16日に『戦争と平和』の新しい英訳版が日本でも発売されることになった。これは大いに期待していい。訳者がかの Richard Pevear と Larissa Volokhonsky のコンビだからだ。 War and Peace作者:Tolstoy, LeoKnopfAmazon アメリカのア…
今年のブッカー賞の有力候補作、"Darkmans" の作者 Nicola Barker は経歴を見ると、2000年に "Wide Open" という作品で International IMPAC Dublin Literary Award を受賞している。それが手元にないので、代わりに今年の受賞作の "Out Stealing Horses" を…
宮仕えの身だと、思うように本を読めないのがつらい。この連休中も結局、家で仕事ばかりしていた。というわけで、これは昔話。かなり旧聞に属するが、さる7月9日、Christian Book Award の本年度受賞作が発表され、Karen Kingsbury の "Ever After" が大賞…