2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧
多忙につき、今日も昔のレビュー。Jim Lynch の "The Highest Tide" だ。The Highest Tide作者: Jim Lynch出版社/メーカー: Bloomsbury Childrens Books発売日: 2007/05/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る[☆☆☆★★★]…
またもや「自宅残業」の日々が始まったので、例によって昔のレビューでお茶を濁すことにした。サラ・グルーエンの "Water for Elephants" である。Water for Elephants作者: Sara Gruen出版社/メーカー: Algonquin Books発売日: 2007/05/01メディア: ペーパ…
最新のアレックス賞受賞作 "A Long Way Gone" の結びには、著者の Ishamael Beah が聞いた話として、こんな物語が紹介されている。…ある猟師が猿を殺そうとしたところ、その猿は猟師にこう言った。「もしおれを殺したら、あんたのお母さんが死ぬことになるぜ…
アレックス賞の新しい受賞作の中でペイパーバック版を見つけたのでさっそく読んでみた。Ishamael Beah の "A Long Way Gone" である。A Long Way Gone: The True Story of a Child Soldier作者: Ishmael Beah出版社/メーカー: HarperPerennial発売日: 2008/0…
Maggie O'Farrell の "The Vanishing Act of Esme Lennox" に続き、ペイパーバックで読める昨年の年間ベスト作品を探した結果、今度は "Publishers Weekly" 誌が選んだリストの中から、Andrew O'Hagan の "Be Near Me" を読んでみた。 http://www.publishers…
いささか旧聞に属するが、年明けにいくつかメジャーな賞の発表があった。まず、Costa Book Awards の部門賞http://www.costabookawards.com/awards/category_winners.aspx で Novel Award に輝いたのは A.L. Kennedy の "Day" だが、ぼくは未読。驚いたのは…
毎年11月から12月は年間ベスト10の季節だが、困るのはハードカバーが大半を占めることだ。何か未読のペイパーバックはないものかとあちこち検索したあげく、米アマゾンの Best Books of 2007 Top 10 Editors' Picks: Literature & Fiction http://www.amazon…
仏独伊露とつづいた「文学の冬」シリーズもいよいよ大詰めで、年明けに最後に読んだのがスペインのカルメン・ラフォレーだ。Nada: A Novel (Modern Library Classics)作者:Laforet, CarmenModern LibraryAmazon[☆☆☆☆] 文学を学ぶため、田舎からバルセロナに…
年末年始の休みを利用した「文学の冬」シリーズで、仏独伊に続いて読んだのは露西亜の文学作品。といっても、正確にはロシア人作家がフランス語で書いた小説だ。1995年のゴンクール賞受賞作、および1997年の全米批評家協会賞最終候補作である。Dreams Of My …
ドイツ文学のつぎに読んだのはイタリア文学の作品。正月休みということで軽めの小説を選んだ。Steal You Away作者: Niccolo Ammaniti出版社/メーカー: Canongate Books発売日: 2007/04/05メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) …
帰省中は親の見舞いや家事手伝い、旧友との再会、ドライブなど、けっこうやることが多かったが、それでも三日に一冊のペースで本を読んでいた。「文学の冬」の続きで、ドイツ文学からはギュンター・グラスを選んでみた。Crabwalk作者:Grass, GuenterFaber & …