ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2008-10-10から1日間の記事一覧

Kent Haruf の "Eventide"(2)

Kent Haruf の "Eventide" は心にしみる佳作なのだが、涙を飲んで減点材料を挙げると、まず長編としての骨格をなす主筋が弱い。前作 "Plainsong" では、高校教師の息子たちの「トム・ソーヤーとハックルベリー・フィンの冒険を連想させる」物語と、「女子高…