ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2008-11-22から1日間の記事一覧

Tatiana de Rosnay の "Sarah's Key"(4)

たしかに過去のナチス物、 ホロコースト物と較べて、「感動の大きさという点では、本書も遜色はない」。だが、ここでその「感動」の本質について考えてみたい。 この本を読んでいていくつか胸を打たれた箇所がある。まず、幼い娘がユダヤ人狩りに遭い、やむ…