ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2012-06-04から1日間の記事一覧

John Irving の “In One Person” (3)

本書がアーヴィングの旧作とくらべて見劣りがする最大の理由は、テーマがわかるとあとはワンパターンだからである。たしかに「男女とりまぜ(主人公)ウィリアムの性的体験の相手が次々に登場」するのはそれなりにおもしろい。「ドタバタ調のコミカルなエピ…