ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

ギラー賞

Michael Ondaatje の “The Cat's Table” (1)

今年のギラー賞最終候補作、Michael Ondaatje の "The Cat's Table" を読みおえた。さっそくいつものようにレビューを書いておこう。The Cat's Table作者: Michael Ondaatje出版社/メーカー: Knopf発売日: 2011/10/04メディア: ハードカバー クリック: 1回こ…

Patrick deWitt の “The Sisters Brothers” (1)

今年のブッカー賞最終候補作、Patrick deWitt の "The Sisters Brothers" を読みおえた。さっそくレビューを書いておこう。The Sisters Brothers作者: Patrick DeWitt出版社/メーカー: Granta Books (UK)発売日: 2011/05/01メディア: ペーパーバック購入: 1…

Johanna Skibsrud の “The Sentimentalists”(1)

去年のギラー賞(Scotiabank Giller Prize)受賞作、Johanna Skibsrud の "The Sentimentalists" を読みえた。さっそくいつものようにレビューを書いておこう。The Sentimentalists作者: Johanna Skibsrud出版社/メーカー: W W Norton & Co Inc発売日: 2011/…

Alexander MacLeod の “Light Lifting”(1)

去年のギラー賞(Scotiabank Giller Prize)の最終候補作、Alexander MacLeod の "Light Lifting" をやっと読みおえた。例によってさっそくレビューを書いておこう。 追記:その後、本書は2011年のフランク・オコナー国際短編賞の最終候補作に選ばれました。…

Paulette Jiles の “The Color of Lightning”(1)

昨日読みおえた昨年のギラー賞(Scotiabank Giller Prize)候補作、Paulette Jiles の "The Color of Lightning" のレビューを書いておこう。ショートリストにも残らなかった作品だが、一般読者のあいだでは本命視されていたという記事をどこかで読んだ憶え…

Linden MacIntyre の "The Bishop's Man"(1)

昨日読みおえるはずだったが、仕事帰りに花見に行き、酒を飲みすぎてダウン。今日になってやっと読了した。カナダで最も権威のある文学賞、ギラー賞(The Scotiabank Giller Prize)の昨年の受賞作である。今までの雑感のまとめになりそうだが、さっそくレビ…

Joseph Boyden の "Through Black Spruce"(1)

ああ面白かった! これはギラー賞の昨年の受賞作だが、本書の前に読んだ Elizabeth Hay の "Late Nights on Air" と同様、カナダで最も権威のある文学賞という評判に恥じない会心の出来。昨日の雑感で試みたへたくそな要約を踏まえて、さっそくレビューを書…

Elizabeth Hay の "Late Nights on Air"(1)

ギラー賞(The Scotiabank Giller Prize)2007年度受賞作、Elizabeth Hay の "Late Nights on Air" を読みおえた。これは見事な秀作だ! 年末に選ぶ予定の、今年の下半期ベスト3に間違いなく入ると思う。昨日の雑感と重なる部分も多いが、興奮のさめやらぬ…