中近東文学
2014年の Independent Foreign Fiction Prize 受賞作、Hassan Blasim の "The Iraqi Christ"(2013)を読了。Blasim はフィンランド在住のイラク人作家、詩人、映画製作者で、本書はアラビア語からの英訳短編集である。さっそくレビューを書いておこう。The …
当初の予定より大幅に遅れてしまったが、ゆうべ、Khaled Hosseini の新作 "And the Mountains Echoed" をなんとか読了。さっそくレビューを書いておこう。And the Mountains Echoed作者:Hosseini, KhaledBloomsbury Publishing PLCAmazonAnd the Mountains E…
このところ超多忙の毎日で、すっかり読書もブログもサボってしまった。おかげで当初の予定が大幅に遅れたが、少しずつ読んでいた2006年のロサンジェルス・タイムズ紙最優秀小説賞の受賞作、A. B. Yehoshua の "A Woman in Jerusalem"(2004, 英訳2006)をよ…
今年のインディペンデント紙外国小説最優秀作品賞(Independent Foreign Fiction Prize)の受賞作、Aharon Appelfeld の "Blooms of Darkness"(2006)を読了。作者はイスラエルの作家で、ヘブライ語からの英訳である。さっそくレビューを書いておこう。Bloo…
今年の国際IMPACダブリン文学賞受賞作、Rawi Hage の "De Niro's Game" を読了。同賞にふさわしく、レバノンとフランスを舞台にしたインターナショナルな佳作である。De Niro's Game作者: Rawi Hage出版社/メーカー: Old Street Publishing発売日: 2008/05/0…
Elif Shafak の "The Bastard of Istanbul" をやっと読みおえた。今年のオレンジ賞のショートリストに選ばれなかったのが惜しまれる秀作である。The Bastard of Istanbul作者:Shafak, ElifPenguin BooksAmazon[☆☆☆★★★] 家庭小説、歴史小説、フォークロアなど…
このところずっと英米のメディアが選んだ年間優秀作品をペイパーバックで読んでいるが、このへんで僕が去年読んだ本の中からベスト3を挙げておこう。 1.Suite Francaise作者:Némirovsky, IrèneRandom House UK LtdAmazon(詳細は昨年11月22日の日記 http:/…