遅いニュースだが、10月16日に『戦争と平和』の新しい英訳版が日本でも発売されることになった。これは大いに期待していい。訳者がかの Richard Pevear と Larissa Volokhonsky のコンビだからだ。

- 作者: Leo Tolstoy,Richard Pevear,Larissa Volokhonsky
- 出版社/メーカー: Knopf
- 発売日: 2007/10/16
- メディア: ハードカバー
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未読だが、この夫妻が英訳した『アンナ・カレーニナ』も大変評判になったと聞く。

Colour Classics Anna Karenina (Penguin Classics S.)
- 作者: Leo Tolstoy
- 出版社/メーカー: Penguin Classic
- 発売日: 2006/08/29
- メディア: ペーパーバック
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The Adolescent (Vintage Classics)
- 作者: Fyodor Dostoevsky,Richard Pevear,Larissa Volokhonsky
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 2004/12/07
- メディア: ペーパーバック
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…これまた昔の投稿レビューだ。小説の内容はともかく、現代英語の諸相を知る上でも貴重な訳だと思う。トルストイに話を戻すと、Pevear たちがまたこの文豪の作品に取り組むとしたら、次は当然、『復活』だろう。ぼくが読んだのは Oxford University Press 版で、かなり古めかしい英語だったような記憶がある。

Resurrection (Oxford World's Classics)
- 作者: Leo Tolstoy,Louise Shanks Maude
- 出版社/メーカー: Oxford Univ Pr
- 発売日: 2000/01/15
- メディア: ペーパーバック
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…というわけで、これも名訳者コンビによる読みやすい英訳版が出るのを期待したい。