またもや「自宅残業」の日々が始まったので、例によって昔のレビューでお茶を濁すことにした。サラ・グルーエンの "Water for Elephants" である。
- 作者: Sara Gruen
- 出版社/メーカー: Algonquin Books
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: ペーパーバック
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…ご存じ06年のアレックス賞受賞作。映画化されるという話なので、たぶん邦訳も出るのではないか。ぼくは去年の今ごろ、少しだけ縁のあった某社の編集者に推薦したのだが、あっさり振られてしまった。他の会社が版権を取っていたのかもしれない。まあ、ぼくのような素人レビュアーが口を出すことではない。
これは先週読んだ Ishmael Beah の "A Long Way Gone" とは対照的に、寝ころんで気軽に読める本だ。しかも上に書いたように、読後感は爽やかの一語。ベアの作品ほど深みはないが、ペイパーバック入門編としては最適の一冊だろう。実は07年のアレックス賞受賞作にも、シノプシスから判断して肩の凝らない面白そうな本を一つ見つけているのだが、残念ながら未読。ペイパーバック版が出たらすぐに読もうと思っている。