現地時間で6月4日、オレンジ賞の受賞作が発表され、Rose Tremain の "The Road Home" が栄冠に輝いた。http://www.orangeprize.co.uk/news-and-events
オレンジ賞のHPを開くと、このところずっと Tremain の本が "read this" で紹介されていたので、もしやと思っていたらその通りだった。ひょっとしたら、これは例年のことかもしれない。
受賞作については、ぼくは4月15日の日記にこう書いている。「07年度のコスタ賞候補作だった Rose Tremain の "The Road Home" も有力かもしれない。Tremain は旧作を持っている唯一の作家なので肩入れしたいところだが、残念ながらハードカバーしか出ていない」。
今も検索したところ、まだハードカバーしか入手できず、ペイパーバックは日英アマゾンで7月3日に同時発売とのこと。(その後検索したら、6月12日に発売が早まっていた)。
- 作者: Rose Tremain
- 出版社/メーカー: Vintage Books
- 発売日: 2008/07/22
- メディア: ペーパーバック
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ともあれ、ショートリストに残らなかったぼくのお気に入り、Elif Shafak の "The Bastard of Istanbul" よりも "The Road Home" のほうが優れていることを期待したい。コスタ賞受賞作、A.L.Kennedy の "Day" との読み較べも面白そうだ。("Day" の詳細は3月3日の日記 http://d.hatena.ne.jp/sakihidemi/20080303/p1)