昨日、今年のブッカー賞のロングリストが発表された。http://www.themanbookerprize.com/news/stories/1105久しぶりに超大物 Salman Rushdie の名前も見えるが、ぼくがほかに知っている作家は John Berger くらい。例によって日頃の不勉強ぶりを痛感した次第だ。Berger の旧作はレビューを書いたことがあるので、今日はそれを再録しておく。

To the Wedding (Vintage International)
- 作者: John Berger
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 1996/03/19
- メディア: ペーパーバック
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…ブッカー賞に話を戻すと、日本のアマゾンでざっと検索したところ、ペイパーバックになっている作品はまだほとんどなく、せいぜい Salman Rushdie の "The Enchantress of Florence" ぐらい(しかも安くない)。今年はどうやら、受賞作を発表後に読むことになりそうだ。
ちなみに、恒例の賭け屋の予想では、1番人気は Joseph O'Neill の "Netherland" で、ラシュディの作品は2番人気とか。http://www.themanbookerprize.com/news/stories/1108 物語性の強い作品や有名作家のものほど人気が高くなるようだが、この予想が当てにならないことは去年も一昨年も証明済み。去年受賞した Anne Enright の "The Gathering" など、選考委員があえて賭け屋の裏をかいたのでは、と思えるほどの凡作だった。http://d.hatena.ne.jp/sakihidemi/20070912/p1