ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2008年ブッカー賞ショートリスト発表

 本日、今年のブッカー賞のショートリストが発表された。http://www.themanbookerprize.com/news/stories/1134
  Aravind Adiga "The White Tiger", Sebastian Barry "The Secret Scripture",
  Amitav Ghosh "Sea of Poppies", Linda Grant "The Clothes on Their Backs",
  Philip Hensher "The Northern Clemency", Steve Toltz "A Fraction of the Whole"
 というラインナップだが、ぼくの予想は文字どおり「勝手な予想」で、当たったのは Toltz だけ。まだ最後まで読んでいないが、昨日も書いたようになかなか面白い。今のところ途中までとは言え、実際に接した作品がショートリストに残ったのはうれしい。
 昨日紹介した英アマゾンのリストマニアによれば、向こうの読者のあいだで人気が高いのは、断トツでこの "A Fraction of the Whole" のようだ。今日は英アマゾンの文芸部門ベストセラー・リストに入っていなかったが、近いうちにまた復活することだろう。