ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

わが生涯の小説ベスト…

 今日アマゾンから、Philip Hensher の "Northern Clemency" の配送が遅れるとの通知があり、迷ったがキャンセルすることにした。とにかく700ページを超える大作なので、ブッカー賞の発表日までに読み切れないかもしれない。それなら何も大枚はたいてハードカバーを買わなくても、と諦めた。
 というわけで…いや何の脈絡もないが、今日は「わが生涯の小説ベスト…」。なぜか突然、今まで心に強く残っている小説のことをまとめたくなってきた。英語で読んだ順に書いておこう。
1.

A Farewell To Arms (Vintage Classics)

A Farewell To Arms (Vintage Classics)

 中1のとき翻訳で40回以上読んだ。大学に入り、英語の力の衰えを感じて取り組んだのがペンギン版。それを2回読んだだろうか。以来ずっと接したことがないが、わが生涯のベスト…にはやはりランクイン。
2.
The Bell (Vintage Classics Murdoch Series)

The Bell (Vintage Classics Murdoch Series)

 学生時代の夏、柄にもなく純文学の勉強をしようと思って取りかかった。徹夜で読みふけり、明け方に読了。そのあと友人のオートバイに乗せてもらい、足摺岬まで突っ走った。「夢うつつ めぐる岬は 夏ざかり」などという拙句がひらめいた。あの日のことは未だに忘れられない。読んだのはその1回だけだが、強烈度は抜群。
bingokid.hatenablog.com
3.
Colour Classics Anna Karenina (Penguin Classics S.)

Colour Classics Anna Karenina (Penguin Classics S.)

 8年前の夏に読み、海外小説に狂いだすきっかけとなった。実際に接したのは Rosemary Edmonds が訳した旧版だが、この Richard Pevear と Larissa Volokhonsky の夫妻による新訳は、死ぬまでにぜひ読まねばと思っている。
 …これでベスト3か。無人島に持っていく1冊なら『カラマーゾフ兄弟』だけど、英語ではまだ読んだことがない。好きな作家のベスト3は、今まで接した順に、ヘミングウェイドストエフスキーマードック。とりあえず、こんなところだろう。あとのベスト…は、また思いつけば。