ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

今年のコスタ賞とアレックス賞(2009 Costa Book Awards & 2009 Alex Awards)

 今年のコスタ賞は予想どおり、Sebastian Barry が受賞した。http://www.costabookawards.com/press/press_release_detail.aspx?id=71 受賞作の "The Secret Scripture" が手元に届くのは2月の頭になりそうだ。

The Secret Scripture

The Secret Scripture

 一方、アレックス賞も発表され、いつものように10作品が栄冠に輝いている。http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/alexawards/alex09.cfm
 ラインナップは以下のとおり。
  "City of Thieves" David Benioff,   "The Dragons of Babel" Michael Swanwick,
  "Finding Nouf" Michael Swanwick,   "The Good Thief" Hannah Tinti,
  "Just after Sunset: Stories" Stephen King,   "Mudbound" Hillary Jordan,
  "Over and Under" Todd Tucker,   "The Oxford Project" Stephen G. Bloom,
  "Sharp Teeth" Toby Barlow,   "Three Girls and Their Brother" Theresa Rebeck
 さっそく日英米のアマゾンを検索したところ、例によってペイパーバックで読める作品はまだ非常に少ないが、さいわい、シノプシスを斜め読みして少し興味をもった "Mudbound" がペイパーバック化されている。すぐに注文することにした。
Mudbound

Mudbound

 スティーヴン・キングの短編集はそのうち翻訳されることだろう。それより、"Mudbound" と同じく直感に過ぎないが、ドロボーつながりで "City of Thieves" と "The Good Thief" が面白そう。ペイパーバックが出るのを楽しみにしている。("The Good Thief" の高額大型ペイパーバック版は既刊)。