ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

“The Invisible Bridge”雑感(2)

 ぼくにしては珍しくハイピッチで読み進み、もう中盤を過ぎたところ。相変わらず「めっちゃくちゃオモロー」で、年度初めの繁忙期だというのに、仕事のことなどほとんど眼中にない。もっか、いちばんの関心事は本書がハッピー・エンディングかどうか、ということだけ。時には胸が苦しくなるほどヤキモキ、ハラハラしているのだが、何しろ750ページ以上もある大長編なので、今しばらく苦悶の日々がつづきそうだ。
 前回、ジャンルは歴史小説、より正確には歴史ロマンスと述べたが、さらに正確に言うと、これは歴史メロドラマである。時代背景としては、今読んでいるのは、ドイツ軍がフランスに侵攻してパリが陥落したところ。そう、映画「カサブランカ」と同じ時期ですな。あれも相当なメロドラマだったが、本書も大変なものです。でももう粗筋は書けないし、こんな日記をつける時間も惜しいほど先を読みたい。今日はこれにて。