ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

”The Detour” 雑感 (2)

 昨日から久しぶりに愛媛の田舎に帰省。途中、羽田空港松山市内でクロム・ブックを通じてブログを更新しようとしたが、まったく要領がわからずタイムアウト
 今日も宇和島市内のマックで試行錯誤の末、あきらめかけたところ、どういうわけかようやく wifi を利用できるようになった。まったく年は取りたくないもんだ。
 閑話休題。ボチボチ読んでいる "The Detour" だが、まずまず面白くなってきたところ。
 オランダ人の中年女 Emilie (この名前、なかなか明かされない)がアムステルダムに夫を残し、単身、イギリスはウェールズの田舎町に住みはじめる。彼女は大学の講師で Emily Dickinson の研究者。古ぼけた借家や、家に通じる小道の修復、庭の手入れなどに黙々と取り組んでいる。
 そのあいまに近くのストーン・サークルを訪れたり、森の中を散策したりといった毎日で、ふと目にした光景をきっかけに Dickinson の詩や、書きかけの論文のことを思い出す。何やら深く傷ついている様子だ。
 じつはもう、その心の傷の理由も、つまりは彼女がオランダを離れた事情もわかっているのだが、どこまでネタを割ってもいいものか。それにしてもこのクロム・ブック、まだキー操作がよくわからず使いにくい。まったく中途半端だが、今日はこれでおしまい。