今日アマゾンから、Philip Hensher の "Northern Clemency" の配送が遅れるとの通知があり、迷ったがキャンセルすることにした。とにかく700ページを超える大作なので、ブッカー賞の発表日までに読み切れないかもしれない。それなら何も大枚はたいてハードカバーを買わなくても、と諦めた。
というわけで…いや何の脈絡もないが、今日は「わが生涯の小説ベスト…」。なぜか突然、今まで心に強く残っている小説のことをまとめたくなってきた。英語で読んだ順に書いておこう。
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2. 学生時代の夏、柄にもなく純文学の勉強をしようと思って取りかかった。徹夜で読みふけり、明け方に読了。そのあと友人のオートバイに乗せてもらい、足摺岬まで突っ走った。「夢うつつめぐる岬は夏ざかり」などという拙句がひらめいた。あの日のことは未だに忘れられない。読んだのはその1回だけだが、強烈度は抜群。
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3. 8年前の夏に読み、海外小説に狂いだすきっかけとなった。実際に接したのは Rosemary Edmonds が訳した旧版だが、この Richard Pevear と Larissa Volokhonsky の夫妻による新訳は、死ぬまでにぜひ読まねばと思っている。
…これでベスト3か。無人島に持っていく1冊なら『カラマーゾフ兄弟』だけど、英語ではまだ読んだことがない。好きな作家のベスト3は、今まで接した順に、ヘミングウェイ、ドストエフスキー、マードック。とりあえず、こんなところだろう。あとのベスト…は、また思いつけば。