ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2024-01-01から1年間の記事一覧

Jane Austen の “Emma”(5)

あしたから亡父の十三回忌で愛媛県の宇和島市に帰省(ゆうべの地震にはびっくりした。余震がこわい)。そのため今週はきのうおととい、二日つづきでジムに通い、さすがにバテた。なかには毎日通っているひともいるようだけど、ぼくの場合、一回のメニューが…

Jane Austen の “Emma”(4)

あっ、パソコンが壊れた! と叫んだのは、たしか13日ならぬ5日の金曜日だった。ひさしぶりにデスクまわりを掃除していたら、なにかの拍子にパソコンが前向きに倒れ、液晶画面が文鎮と激突! しばらく再起動を試みたものの、素人目にもオシャカになったとわ…

Nathaniel Hawthorne の “The House of the Seven Gables”(1)

数日前、Nathaniel Hawthorne の "The House of the Seven Gables"(1851)を読みおえたが、なかなか考えがまとまらなかった。大昔、一部だけ読んだことのある "The Scarlet Letter"(1850)について調べたり、同じくかじり読みしたD・H・ロレンスの『アメリ…

Jane Austen の “Emma”(3)

本書が近年(でもないか)、二度も映画化されていたとは知らなかった。まず、ダグラス・マクグラス監督の『Emma エマ』(1996)。ついで、オータム・デ・ワイルド監督の『EMMA エマ』(2020)。 Emma/エマ [Blu-ray] グウィネス・パルトロー Amazon Emma. [B…

Jane Austen の “Emma”(2)

さる2月23日から、今年もぼくのふるさと愛媛県宇和島市の西江(せいごう)寺で〈えんま祭り〉がもよおされたそうだ。 上の写真が載っている「うわじま観光ガイド」によると、宇和島には古くから閻魔信仰があり、毎年旧暦1月16日をふくむ三日間、藪入りの時期…

Jane Austen の “Pride and Prejudice”(4)

「一月は行く。二月は逃げる。三月は去る。と昔からいわれるように、三学期は、あっというまに過ぎてしまいます。だからみなさん、いままで以上に一日一日がんばってください」 大昔、ぼくが小学二年生か三年生のころ、三学期の始業式で校長先生がおっしゃっ…

Jane Austen の “Emma”(1)

もう何日も前に "Emma"(1815)を読みおえていたのだけど、パソコンにむかうと頭が痛くなるので、きょうまでレビューをでっち上げる気にならなかった。いまもまだ本調子ではない。はて、どうなりますやら。 [☆☆☆☆★]『高慢と偏見』で文学キャリアの頂点をきわ…

Jane Austen の “Pride and Prejudice”(3)

きょう人生で初めて手術なるものを受けた。 術名は鼓膜切開術。もう何週間も前に風邪をひいてからずっと右の耳が聞こえにくくなり、先週耳鼻科で診てもらったところ、急性中耳炎と判明。一週間投薬をつづけ、少しはよくなってきたが結局、鼓膜を切開し耳のな…

Jane Austen の “Pride and Prejudice”(2)

十九世紀英文学の古典探訪第二回。これでやっと『高慢と偏見』も "Pride and Prejudice" となった。 ただし、中学生のころだったか読んだ邦訳版では、たしか『自負と偏見』だったような気がする。未見のジョー・ライト監督作品は『プライドと偏見』(2005) …

Charlotte Brontë の “Jane Eyre”(5)

映画でも小説でも対決シーンがあるとガ然盛りあがるものだ。西部劇がいい例で、ヒーローが勝つに決まっているとわかっていても思わず目が釘づけになる。 表題作にもいくつか対決シーンがあり、もちろん勝敗がからんでいるわけではないが、そのピリピリした緊…

Jane Austen の “Pride and Prejudice”(1)

先週またもや風邪をひいたせいか、いっとき落ちついていた血圧がふたたび急上昇。文字どおり頭をかかえながら "Pride and Prejudice"(1813)を読んでいた。 それがおととい、あと数ページまで漕ぎつけたところで挫折。右耳が飛行機の離発着時のように詰まり…

Charlotte Brontë の “Jane Eyre”(4)

チェスタトンの著作のうち、メモを取りながら文字どおり熟読玩味したのは『正統とは何か』だけだ。 学生時代、ある最後の授業のおわりに亡き恩師がこういった。「もし自殺したくなったら、死ぬ前に『正統とは何か』と『善悪の彼岸』を読め。それでも死にたか…

Charlotte Brontë の “Jane Eyre”(3)

これはいまさらいうまでもなく、文学ファンならずともタイトルくらいは耳にしたことがありそうな名作だ。そう断言できるのは、文学オンチの家人でさえ知っていたからだ。 そんな名作を英語で読んだからといって、屋上屋を架す以外に、どんな感想が書けるとい…

Charlotte Brontë の “Jane Eyre”(2)

ああ、やっと『ジェイン・エア』が "Jane Eyre" になった! 高1のときだったか邦訳で読んだきりの『ジェイン・エア』。これもいつだったか一度観たきりのフランコ・ゼッフィレリ監督作品『ジェイン・エア』(1996)。 なかなかゴキゲンな映画だったけど、い…

Charlotte Brontë の “Jane Eyre”(1)

きのう、"Jane Eyre"(1847)を読了。途中、風邪をひいたせいか血圧が上がり、文字どおり頭をかかえながらの task となった。 とはいえ、Slow and steady wins the race. いつにもまして、それぞれのシークェンスが全体に占める意味や役割、ひいては作者の意…

“Jane Eyre” 雑感(2)

禍福はあざなえる縄のごとし。正月はスキー三昧でハッピーだったけれど、いまは高血圧で頭が重い。 風邪をひいたせいかもしれない。常備の漢方薬をずっと服みつづけ、きのう、かかりつけの先生に症状と経過を報告したところ、コロナかインフルだった可能性も…

Jonathan Escoffery の “If I Survive You”(2)

ううむ、困った。これ、いったいどんな本だっけ。 と一瞬焦ったが、拙文を読んで思い出した。そうそう、長編とも連作短編集ともいえるような作品で、最後の章(話)が本書と同じタイトルだった。 とりあえず、メモを頼りに第一話 "In Flux" からふりかえって…

Paul Murray の “The Bee Sting”(3)

正月太りがつづいている。スキーは足腰の運動になったはずだけど、そのあと食べすぎたのがいけない。今月ももうなかばだというのに、まだ身体が重く、先週もきのうもジムでろくに走れなかった。 "Jane Eyre" のほうも slow(-and-steady-wins-the-race)ペー…

“Jane Eyre” 雑感(1)

みなさま、新年明けましておめでとうございます。 と本ブログで新春のあいさつを述べたのは今年が初めてだと思う。New Year's resolution の表明です。昨年は最後の記事で書いたとおり読書量が激減。そこで今年はもっと本を読むぞと決心しました。 が早くも…