2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今年のブッカー国際賞最終候補作、Alia Trabucco Zerán(チリ)の "The Remainder"(原作2014、英訳2018)を読了。さっそくレビューを書いておこう。 The Remainder (English Edition) 作者: Alia Trabucco Zerán 出版社/メーカー: And Other Stories 発売日…
今週というか先週というか、とにかくこの一週間は超繁忙期につき、毎日〈自宅残業〉。きょうも日曜日なのに出勤して仕事の遅れを取り戻し、帰りにジムに寄って、なまった身体を鍛え直してきたところだ。 そんなわけで読書は小休止。その代わりストレスの発散…
日本時間5月22日13時。7時間前、今年のブッカー国際賞の受賞作が発表され、オマーンの女流作家、Jokha Alharthi の "Celestial Bodies"(未読)が栄冠に輝いたとのこと。オマーンの作家はもちろん、アラビア語で書かれた作品が受賞したのも史上初めてらし…
ブッカー国際賞の発表が迫ってきた(ロンドン時間5月21日)。去年に引き続き、今年も発表前に読んだ最終候補作は2冊だけ。 去年は現地ファンの下馬評で1番人気だった Hang Kang の "The White Book"(☆☆☆★★)と、3番人気だった Ahmed Saadawi の "Franke…
このところ、四月から一年契約で復帰した元の職場が繁忙期。家に帰るとぐったりで、おまけに風邪もひいてしまい、本を読むスピードがめっきり落ちてしまった。そんなこんなで、ゆうべ、やっと読みおえたのが Juan Gabriel Vásquez の "The Shape of the Ruin…
前回のあとも、Juan Gabriel Vásquez の "The Shape of the Ruins" をボチボチ読んでいる。仕事がなければクイクイ行けそうなほど面白い。 Vásquez の作品を読むのは二年ぶり二作目。2013年の国際IMPACダブリン文学賞受賞作、"The Sound of Things Falling"…
あああ、ゴールデンウィークも終わってしまった。テンプのぼくもきょうから〈自宅残業〉ながら仕事再開。といっても、頭はいつにも増してボケ気味で、連休前のモードに戻すのにちと時間がかかってしまった。 一方、実質的に連休後半からボチボチ読んでいるの…
大型連休前半終了。ぼくは前回の記事を書いたあと、初孫のショウマくんともども、愛媛の田舎に帰省していた。ホームに入寮中のひいばあちゃんにショウマくんを会わせるためである。 田舎はあいにく雨続き。一枚だけ撮った風景写真は、宇和島市内の道の駅〈き…