2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
世間はきょうからゴールデンウィークだが、ぼくはきょうも出勤。いつもより帰宅が遅く、疲れた。いま、Henning Schmiedt の "Schnee" をBGMに流しながらリラックスしているところ。たしかに〈雪の音〉らしい。 きょうはまず、朝、バスの中から遠くのツツジに…
人生、山あり谷あり、道に起伏あり。日曜日の転倒事故以来、道路のちょっとした段差にも気をつけるようになった。ぼくももうすぐ前期高齢者。事故は、これから何かと用心しろ、という神様からのメッセージだったのかもしれない。 ともあれ、きょうは無理をせ…
日曜日の転倒事故、「大事にはいたらなかった」ものの、小事にはなった。左の鎖骨と上腕骨のあいだの靱帯を軽度の損傷。それくらいで済んだのだから、不幸中の幸いとしか言いようがない。 が、三角巾で肩をつっているので何かと不便。こんな駄文を綴るのでさ…
あ痛っ、たっ! きょうの午後、この一週間で最大の事件が起こった。散歩中、つま先を路面にひっかけて頭から一回転! みごとにすっ転んでしまった。 さいわい、両膝と左の肩先をすりむいただけで大事にはいたらなかったが、こんな路上での回転レシーブは生ま…
きのう、Jenny Erpenbeck の "The End of Days"(2012)をやっと読了。ドイツ語からの英訳版で、2015年の Independent Foreign Fiction Prize の受賞作。2016年の国際IMPACダブリン文学賞の最終候補作でもある。The End of Days作者:Erpenbeck, JennyGranta …
一週間のご無沙汰でした。ビンゴー・キッドです。 というセリフを聞いて、ああ、あのテレビ司会者のパクリだね、とひらめく人は、ぼくのようなジッチャン、バッチャン世代。ともあれ、いずこも同じ春の夕暮れ。年度初めとあって、のんびり趣味を楽しむ時間が…
あれま、Colson Whitehead の "The Underground Railroad" が、今年のピューリツァー賞を受賞してしまった。昨年の全米図書賞に続いて2冠達成。ぼく自身は、そんなにすごい傑作とは思わなかったけれど、文学にはいろんな見方や評価があっていい。ともかく、…
前回引用したように、茂木健一郎氏は、映画「この世界の片隅に」について論じた文の中でまず、「人間らしくあるためには、体験を共有しなければならない」と書いている。この冒頭の一節からして、ぼくは疑問に思った。はて、「人間らしくある」とは一体どう…
きょうはまず、映画「この世界の片隅に」の感想の続きから。これはタイトルどおり、「この世界の片隅」でひとり静かに鑑賞し、そっと涙するべき作品だと思う。 事実、ぼくも帰省の途中、松山の小さな映画館で観ているうちに何度か目頭が熱くなった。そんなと…
先月末から愛媛の宇和島に帰省していた。あちらは例年にない寒さで、桜は一週間遅れ。けさもまだ満開にはほど遠かった。こんな異変はちょっと記憶にない。 帰る途中、松山で『この世界の片隅に』を観た。なんの予備知識もなく、ただの時間つぶしだったが、映…