2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
全米書評家協会賞(全米批評家協会賞)の候補作、Junot Diaz の "The Brief Wondrous Life of Oscar Wao" は、"Time" や "Publishers Weekly" などでも年間優秀作品に選ばれている。The Brief Wondrous Life of Oscar Wao (Pulitzer Prize Winner)作者:Díaz,…
全米批評家協会賞の発表が近づいてきた。未読なのに山勘で Marianne Wiggins の "The Shadow Catcher" に期待しているのは前に書いたとおりだが、今日は昔の受賞作(2004)のレビューでお茶を濁しておこう。これは2005年にピューリツァー賞も受賞している。G…
米アマゾンが選んだ年間優秀作品の一つ、Dinaw Mengestu の "The Beautiful Things That Heaven Bears" は、ガーディアン紙の処女長編賞受賞作でもある。http://www.amazon.com/gp/feature.html/ref=amb_link_5833012_13?ie=UTF8&docId=1000158641&pf_rd_m=A…
ようやくパソコンが直ったが、ペイパーバックの新刊をまだ読み終わっていないので、昨日の続きで "The Night Watch" の昔のレビューを再録しておこう。The Night Watch作者:Waters, SarahRiverhead BooksAmazon[☆☆☆☆] いやはや、面白かった。500頁近い大冊な…
ぼくのパソコンはまだ修理中だが、家族のものを使って「侵入」。"Death of a Murderer" の感想の続きを忘れないうちに書いておきたかった。 妙な言い方になるが、これは非常に長い短編小説とも形容できる作品である。その昔、「短編は閃光の人生」という名文…
ガーディアン紙の年間ベスト10に選ばれた Rupert Thomson の "Death of a Murderer" は、今年のコスタ賞候補作でもある。惜しくも受賞は逃したが、なかなか味わい深い作品で楽しかった。Death of a Murderer作者: Rupert Thomson出版社/メーカー: Bloomsbury…
ガーディアン紙選定の年間ベスト10にもペイパーバックで読める本がいくつかあり、 http://books.guardian.co.uk/booksoftheyear2007/story/0,,2228843,00.html あと少しで Rupert Thomson の "Death of a Murderer" を読了するところだが、今日は Joanna Kav…
このところずっと英米のメディアが選んだ年間優秀作品をペイパーバックで読んでいるが、このへんで僕が去年読んだ本の中からベスト3を挙げておこう。 1.Suite Francaise作者:Némirovsky, IrèneRandom House UK LtdAmazon(詳細は昨年11月22日の日記 http:/…
Jim Harrison の "Returning to Earth" を読んでいて思い出したのが Louise Erdrich の "The Painted Drum" だが、二作ともインディアンの血を引く人物が主人公であり、しかも主題まで共通しているのが面白い。The Painted Drum: A Novel (P.S.)作者:Erdrich…
今度は「タイム」誌選定の年間ベスト10の中から Martin Amis の "House of Meeting" を読んでみた。http://www.time.com/time/specials/2007/top10/article/0,30583,1686204_1686244_1691860,00.html 一昨年にもガーディアン紙で選ばれているので、二年連続…
"Publishers Weekly" 誌選定の年間優秀作 http://www.publishersweekly.com/article/CA6496987.html には、Andrew O'Hagan の "Be Near Me" 以外にもペイパーバックで読める作品がいくつか混じっている。Jim Harrison の "Returning to Earth" もその一つだ…