ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Ruth Ozeki の “The Book of Form & Emptiness”(5)

先週末の夜、横浜野毛のジャズスポット〈DOLPHY〉でもよおされた、野力奏一(P)と本多俊之(S)のコンサートを聴きにいった。 ジャズの生演奏を聴くのは二回目。いつだったか、東京の〈BLUE NOTE〉でナベサダを聴いて以来だ。二回ともドラ娘の企画で、よろ…

Ruth Ozeki の “The Book of Form & Emptiness”(4)

きのう、いよいよ腰をいれて "Demon Copperhead"(2022)を読もうとした矢先、まさかの雪隠づめ。ちょっと用を足すつもりが、なんと三時間以上もかかってようやく脱出できた。 この「雪隠づめ」ということば、三軒先に住んでいるドラ息子夫婦にはピンとこな…

ダイアナ・クラールの「夢のカリフォルニア」

きょうは番外。歌手のアルファベット順に聴きはじめたジャズボーカル、もう Helen Merrill だけど(今回もやっぱりシビれる)、いまだに Diana Krall の "Wallflower"(2015)が忘れられない。最初の曲 "California Dreamin'" だけでも訳してみよう。 調べて…

Ruth Ozeki の “The Book of Form & Emptiness”(3)

Diana Krall の "Wallflower"(2015)にハマっている。 今月から歌手のアルファベット順にジャズボーカルを聴きはじめたのだけど(たしか三巡目)、Billie Holiday, Carmen McRae などやっぱりいいなあと思っているうちに Diana Krall。昔から好きな歌手だが…

Ruth Ozeki の “The Book of Form & Emptiness”(2)

まったくノリがわるいまま、おそらく今季最大の話題作 "Demon Copperhead"(2022)を読みはじめた。刊行年からして、今年の全米批評家協会賞の対象だったはずだが、最終候補作にもなっていない。だから、というわけではないけれど、「ノリがわるい」のもむべ…