2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
この英訳版は2008年に刊行されたものだが、いつ、どんなきっかけで手に入れたのかも憶えていない。"Night Train to Lisbon" って、いいタイトルだなと思ったのか、それとも、ロマンティックなカバー写真に惹かれたのか。どちらにしても、ぼくはいつも内容を…
師走が近づいてきて、テンプのぼくもそれなりに忙しくなってきた。おかげで、というか毎度のことだけど、いま読んでいる本もなかなか進まない。Don Delillo のご存じ超大作 "Underworld"(1997)である。 え、あんたまだ読んでなかったの、と嗤われそうだが…
2002年のブッカー賞最終候補作、Rohinton Mistry の "Family Matters"(2002)を読了。さっそくレビューを書いておこう。 Family Matters 作者: Rohinton Mistry 出版社/メーカー: Emblem Editions 発売日: 2003/02/25 メディア: ペーパーバック この商品を…
2週間ほど前にわが家から忽然と消えたヘアートリートメントと電気ひげ剃りだが、相変わらず出てこない。7日の記事に書いた消失の状況をドラ娘に電話で説明したところ、どうやらホラ話ではなさそうだけど、でもね、と半信半疑のようす。日常空間のブラック…
きのう今年の全米図書賞最終候補作、Kali Fajardo-Anstine の "Sabrina & Corina"(2019)を読了。Fajardo-Anstine はデンヴァー在住の新人作家で、本書は彼女の第一短編集である。さっそくレビューを書いておこう。 SABRINA & CORINA 作者:KALI FAJARDO-ANS…
今年の全米図書賞最終候補作、Julia Phillips の "Disappearing Earth"(2019)を読了。彼女はブルックリン在住の新人作家で、本書はデビュー作。さっそくレビューを書いておこう。 DISAPPEARING EARTH 作者: JULIA PHILLIPS 出版社/メーカー: Knopf 発売日:…
わが家で奇怪な事件が起こった。ぼくのヘアートリートメントと電気ひげ剃りが忽然と消えてしまったのだ。ひげ剃りにいたっては前夜に使ったばかり。それに気づく前、髪を洗ってからヘアートリートメントを使おうと思ったら、三日ほど前に戻しておいた位置に…
スイスの作家で哲学者 Pascal Mercier の世界的なベストセラー、"Night Train to Lisbon"(原作2004、英訳2008)を読了。本書は2013年、ビレ・アウグスト監督によって映画化。日本でも2014年、『リスボンに誘われて』という邦題で公開されている。さっそくレ…