ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

ぼくの翻訳

ダイアナ・クラールの「夢のカリフォルニア」

きょうは番外。歌手のアルファベット順に聴きはじめたジャズボーカル、もう Helen Merrill だけど(今回もやっぱりシビれる)、いまだに Diana Krall の "Wallflower"(2015)が忘れられない。最初の曲 "California Dreamin'" だけでも訳してみよう。 調べて…

Patrick Modiano の “Sundays in August”(2)

今週は予定どおり、Bernardine Evaristo の "Girl, Woman, Other"(2019)を読んでいる。先々週だったか、ちょっとだけ試読。先週 Margaret Atwood の "The Testaments"(2019 ☆☆☆★★)に乗り換えたあと、改めて最初からじっくり Evaristo のほうに取りかかっ…

モーリス・ルブランの『奇岩城』

きのうまた仕事の山をひとつ越えた。おかげで年末、それどころか、来年1月までの目途も立った。テンプで復職した勤務先とは来年3月までの契約だが、仕事は実質1月で終了するので、気分的にはもう〈終わりの始まり〉。ってことで、あしたから安心して愛媛…

イーデン・フィルポッツの『赤毛のレドメイン家』

きょうから3連休、ついでお盆休み。いままでテンプで復職後、ずっとオイソガシだったぼくも、ドラ娘の日程に合わせてひと息いれることにした。今晩、羽田からフランスへ飛ぶ予定になっている。 地獄の超繁忙期が終わって一週間、自分のペースで仕事をできる…

マルセル・パニョルの『マルセルのお城』

超繁忙期がやっと終わり、今週から自分のペースで仕事をしている。まあ、フツーに忙しい。 中断していた今年のブッカー国際賞受賞作、Jokha Alharthi の "Celestial Bodies"(アラビア語原作2010、英訳2018)に改めて着手。なかなか面白いけど、いまのところ…

ハーマン・ローチャーの『おもいでの夏』

ああ、やっと地獄の2週間が終わった! やむを得ぬ事情で4月から復職したとき、この超繁忙期がやって来ることはすでに覚悟していたのだけど、いざ迎えてみると、ほんとにキツかった。 それでも、5月末から準備を始めた甲斐があって、なんとか切り抜けるこ…

サキの『ひらいた窓』

きょうも午前中は〈自宅残業〉。昼寝をしてから、きょうこそ Max Porter の "Lanny"(2019)を片づけようと取りかかったものの、途中でまた、眠りこけそうになった。つまらないからだ。イギリス現地ファンのあいだでは、今年のブッカー賞ロングリスト〈候補…

ヴェルレーヌの「秋の歌」

いやはや、地獄の夏だった。今年は超多忙の夏になりそうだと、ある程度覚悟はしていたものの、まさかこれほどとは思わなかった。 おかげで帰省も断念。7月の20日ごろだったか、それまで快調に読み進んでいた Naomi Alderman の "The Power" も完全にストッ…