D・H・ロレンス
去る7月、Joyce Carol Oates の Wonderland Quartet の掉尾を飾る "Wonderland"(1971 ☆☆☆★★★)を読みおえたとき、こんどはいよいよ Alexandria Quartet だな、と心に決めていた。そもそも、積ん読の山の中で質量ともに大山塊とも言うべきこの4部作の攻略…
ロレンスは学生時代の夏、"Lady Chatterley's Lover" を読んで以来、なんとなく夏読書向きのイメージがある。8年前に突然、海外文学に狂いはじめてから、夏になると英文学の古典としては、最初は E. M. フォースターやジョイス、コンラッド http://d.hatena…
D. H. Lawrence の "Aaron's Rod" を読了。ロレンス7作目の長編(22)で、彼の恋愛哲学、人間観が色濃く打ちだされた問題作だと思う。Aaron's Rod: Cambridge Lawrence Edition; Revised (Classic, 20th-Century, Penguin)作者: D. H. Lawrence,Mara Kalnin…