ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2023年ブッカー賞発表とぼくのランキング

あれっ、とんだ勘ちがい! てっきり、ブッカー賞の発表は12月初旬だと思っていたら、なんと三日前にもう発表があったとは…… ああ、現地ファンの下馬評どおり、Paul Lynch の "Prophet Song"(2023)が受賞かぁ。先ほどチェックしているうちに気がつきました…

Sarah Bernstein の “Study for Obedience”(2)

やっと体調がもどり、きょうはジムで2+8キロ走。さすがにバテた。 おかげで帰りのバスではコックリさんだったが、行きに読んでいたのは Paul Murray の "The Bee Sting"(2023)。例によってカタツムリくんのペースながら、内容そのものは依然快調だ。 Pa…

Paul Lynch の “Prophet Song”(4)

この十日ばかり、またしても絶不調だった。急激な冷え込みと極端な寒暖差に身体が対応せず、てきめん風邪をひいてしまった。 コロナでもインフルでもなく、ただ喉が痛く、黄色い鼻水が出て、7度にも満たぬ発熱。そんな気分のすぐれない日がずっとつづいた。…

Paul Harding の “This Other Eden”(1)

きのう、今年のブッカー賞最終候補作、Paul Harding(1967 - )の "This Other Eden"(2023)を読了。Paul Harding は周知のとおり2010年に "Tinkers"(2009 ☆☆☆★★★)でピューリツァー賞を受賞。 同賞の受賞作家がブッカー賞のショートリストにのこるのは、E…

Paul Lynch の “Prophet Song”(3)

外は冷たい雨。拙宅の前の公園を見わたすと、きのうの夕方、きれいに掃除したばかりのベンチまわりに桜の落葉がみごとに散乱している。 桜といえばもちろん春の季語で、古来、小野小町をはじめ多くの歌人・俳人たちに詠まれてきた。大昔の拙句だが、 はらは…

Paul Lynch の “Prophet Song”(2)

10月27日からはじまった読書週間が昨日でおわった。新聞によると、「あるアンケートでは、1ヵ月間に全く本を読まないという回答が半数近くを占めた。原因の一つは『読みたい本が分からない』こと」。 ぼくも他人ごとではなく、この春ごろから読書量が激減。…

Sarah Bernstein の “Study for Obedience”(1)

またしても途切れ途切れの読書だった。昨日、Sarah Bernstein の "Study for Obedience"(2023)をやっと読了。Sarah Bernstein(1987 - )はカナダ出身の作家で、現在はスコットランド在住。デビュー作は "The Coming Bad Days”(2021 未読)。本書は彼女の…