Independent Foreign Fiction Prize
きのう、ノーベル賞作家 Orhan Pamuk の "The While Castle"(1985)を読了。さっそくレビューを書いておこう。(追記:本書は、1990年に創設されたインディペンデント紙外国小説最優秀作品賞の第一回受賞作でした)。 The White Castle (Vintage Internatio…
きょうは Patrick Modiano の "In the Cafe of Lost Youth" について若干補足するはずだったが、ゆうべ、W. G. Sebald の "Austerlitz"(2001)を読了。周知のとおり、2001年の全米批評家協会賞受賞作である。さっそくレビューを書いておこう。 追記:本書は…
つい先ほど検索して驚いた。本書が2014年に受賞した Independent Foreign Fiction Prize は、なんと2015年で終了。例の Man Booker International Prize に一本化されたという。寂しいニュースだ。 ぼくがこの賞の存在を知ったのは、ノルウェーの作家、Per P…
2014年の Independent Foreign Fiction Prize 受賞作、Hassan Blasim の "The Iraqi Christ"(2013)を読了。Blasim はフィンランド在住のイラク人作家、詩人、映画製作者で、本書はアラビア語からの英訳短編集である。さっそくレビューを書いておこう。The …
きのう、Jenny Erpenbeck の "The End of Days"(2012)をやっと読了。ドイツ語からの英訳版で、2015年の Independent Foreign Fiction Prize の受賞作。2016年の国際IMPACダブリン文学賞の最終候補作でもある。The End of Days作者:Erpenbeck, JennyGranta …
愛媛の田舎に帰ったら本書を一気に片付けようと思っていたのだが、いざ帰省してみると当て外れ。オリンピック放送を見るか睡眠か、というグータラ生活が始まってしまった。 これではいかん、と昨日からギアチェンジ。先ほどようやく読みおえた。2013年の Ind…
きのうの夜ふけ、2009年のインディペンデント紙外国小説最優秀作品賞(Independent Foreign Fiction Prize)の受賞作、Evelio Rosero の "The Armies" を読みおえた。作者はコロンビアの作家で、スペイン語からの英訳である。さっそくレビューを書いておこう…
今年のインディペンデント紙外国小説最優秀作品賞(Independent Foreign Fiction Prize)の受賞作、Aharon Appelfeld の "Blooms of Darkness"(2006)を読了。作者はイスラエルの作家で、ヘブライ語からの英訳である。さっそくレビューを書いておこう。Bloo…
まず去年の3月11日のブログを引用しよう。「いや怖かった、今日の地震。生きた心地がしなかった。こんな中でもアクセスしてくださったみなさん、アクセスされたということは大丈夫だったんですね。こんな日に記事を書くなんて不謹慎とは思ったが、今は夜中…
昨年のインディペンデント紙外国小説最優秀作品賞(Independent Foreign Fiction Prize)の受賞作、Santiago Roncagliolo の "Red April" を読みおえた。これは一昨年、ガーディアン紙が選んだ年間ベスト小説のひとつでもある。さっそくレビューを書いておこ…
今年のブッカー賞の有力候補作、"Darkmans" の作者 Nicola Barker は経歴を見ると、2000年に "Wide Open" という作品で International IMPAC Dublin Literary Award を受賞している。それが手元にないので、代わりに今年の受賞作の "Out Stealing Horses" を…