ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

“A Matter of Trust”雑感

 師走とあって大忙しの毎日だ。こんなときは大冊やむずかしい作品は敬遠するにかぎる。そこで最近届いた本を何冊かパラパラやった結果、Robin Pilcher の "A Matter of Trust" に取りかかった。先月末、アマゾンUKのフィクション部門ベストセラー・リストに何日か載っていた話題作(?)である。
 注文したきっかけは、魅力的な表紙のペイパーバックであることというだけ。紹介文など目もくれない。こんな調子で予定外の本をつい買っては先に読んでしまうから、いつまでたっても積ん読の山を切り崩せない。ただ、「本は顔なり」だよ、と先日会った友人に話したら、それはもちろんという答えだったので一安心。その友人はぼくなんかよりはるかに英語ができるのに、近ごろはあまり活字の詰まっていない本のほうが好きなんだとか。なるほど、それも一理あるね。
 この "A Matter of Trust" も400ページ近い長さのわりに活字は大きめで読みやすい。内容も表紙から期待したとおり文芸エンタメ路線で、通勤中に読むのにもってこいだ。さっそく粗筋の紹介を…と思ったが、ふと気がつくと、先月読んだ Katherine Webb の "The Legacy" 以来、こういう「見てくれのいい小説」ばかり読んでいる。なんだか少女趣味をさらすようで気恥ずかしいが、今日は本書もふくめて最近目にしたカバー絵をとくと鑑賞することにしよう。

The Legacy

The Legacy

The Summer House

The Summer House

Remarkable Creatures: A Novel

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Hotel on the Corner of Bitter and Sweet

Hotel on the Corner of Bitter and Sweet

A Matter Of Trust

A Matter Of Trust