昨日レビューを書く前に、この Kevin Wilson はどんな作家なのだろうと巻頭の紹介記事をながめたら、ありゃ、去年も彼の作品を読んでいるではないか。デビュー作で、アレックス賞を受賞した "Tunneling to the Center of the Earth" である。すっかり忘れていました。大急ぎでレビューを再録しておこう。(点数は今日つけたものです)。
Tunneling to the Center of the Earth: Stories (P.S.)
- 作者: Kevin Wilson
- 出版社/メーカー: Ecco
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
…そうそう、たしかにこんな作品だった。これと今回読んだ "The Family Fang" を較べると、共通点は明らかだ。「奇異な設定」、「一風変わった人物が登場」、「痛快なドタバタ劇」、「見事な青春小説」。どれも "The Family Fang" に当てはまる。とにかくヘンテコな話を思いつき、それを笑いでつつみながら最後、ぐっとひねりを効かせるところが Kevin Wilson の真骨頂なんでしょうな。