明日には何とかレビューを書けそうなところまで読みすすんだ。「序盤はかなり地味な展開だ」というのが第一印象だったが、昨日の続きを読みはじめた直後、予想外の事件が発生。そこからにわかに物語のテンポが速くなり、思わず引きこまれてしまった。これ、「まずまず面白い」どころか、クイクイ読めますね。ロングリストの中に本書を発見したとき、「旧作 "The Secret Scripture" の出来ばえから判断して、かなり面白い読み物ではないかと思われる」と直感したとおりです。
そこでふと気になりオッズを確認したところ、Ladbrokes では相変わらず第5位だが、William Hill のほうは更新されていて第6位。といっても、同じオッズの作品がほかに3つもあるので、泡沫候補に格下げなのかな。(ちなみに、William Hill では、Julian Barnes の "The Sense of an Ending" がトップに躍進。こういう「ストレートな秀作」こそ栄冠に輝いてほしいものだ)。
ぼくの評価は…いや、まだ最後まで読んでいないので、レビューを書いたあとのおしゃべり編まで黙っておこう。あとひと山、どんでん返しというほどではないにしても、何か大事件がありそうだ。それによって評価が変わるかもしれない。ワクワク!