ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

Tash Aw の “Five Star Billionaire” (3)

 ずいぶんブログをサボってしまった。なんとか飛行機の切符が取れ、お盆からずっと愛媛の田舎に帰省していた。(写真は宇和島の料亭〈丸水〉。「がんすい」と読みます。ここで食べた鯛飯が絶品だった!)

 帰省中もブログを更新しようと思ったが、まず途中寄った松山で、行きつけのネットカフェがゲームセンターになっていたことにビックリ。それも9月で閉店だという。ふるさとの宇和島でも、去る6月に閉店していたことがわかり、今回は更新をあきらめた。旅先ではケータイを使うこともあったが、とにかく面倒くさい。
 ネットカフェの閉店は、スマホの普及によるところが大きいそうだ。ぼくはいままでスマホの必要性をまったく感じていなかったが、こうなると考え直さないといけない。それとも、タブレットのほうがブログには便利なのかな。
 というわけで、"Five Star Billionaire" ついて駄文を書きつづける予定がすっかり狂ってしまった。せっかく資料を持って帰ったのに、それをうっかり紛失してしまったのもブログの更新を断念した理由のひとつだ。アホですな。
 帰省前に書いたレビューの後半、「本書の眼目はむしろ、人間の絆にある」とまとめた内容をもっと書き足したかったが、いま読みかえしてみると、要はそういうことだな、という気がしてきた。「華やかで活気に満ちた大都会に住む人びとも、みんな傷つき、そして孤独なのだ」。そう感じている人にはピッタリの本だと思う。
 帰省中にボチボチ読んでいた本もあるが、まだ頭がボケボケの状態なので、看板に偽りありだが、きょうはこのへんにしておこう。