え、今ごろ "Poisonwood Bible" かい? 遅れすぎ! という声が聞こえてきそうだ。じつは本書も長年の宿題だった。ちょうど10年前、現代文学に少しずつ興味を覚え、と同時にレビューらしきものを某通販会社の商品紹介ページに投稿しはじめたころ(その後すべて削除し本ブログに移行)、あちらの本社?のほうをサーフィンしているうちに、たまたま Barbara Kingsolver のことを知った。すごい名前だな、と思った記憶がある。
さらに調べたところ、当時は本書が彼女のいちばんの代表作であることがわかった。(今は "Flight Behaviour" [☆☆☆★★] かもしれない)。で、さっそく取りかかったのだが途中でひと休み。理由はあまり憶えていないが、ノリノリでなかったことだけは確かだ。
そのあと今度は "Prodigal Summer" (2000) を試読。こちらはのっけから完全にノックアウトされ、そのまま一気呵成に読んでしまった。ぼくが現代文学にのめり込むきっかけになった一冊と言えるだろう。
そこまではいいのだが、余計なことにぼくは同書のレビューで、「キングソルヴァーの代表作はもちろん『ポイズンウッド・バイブル』だ」と、まだ読みおえてもいない本書に言及してしまった。知ったかぶりというやつですな。
それからいつかフォローしようと思いつつ、なんと10年が経過。われながら呆れてものが言えません。ともあれ、問題の "Prodigal Summer" のレビューを再録しておこう。その後、邦訳が出たかどうかは未検索。

- 作者: Barbara Kingsolver
- 出版社/メーカー: Harper Perennial
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: ペーパーバック
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(写真は宇和島市来村(くのむら)川。堀部公園から10分ほどさかのぼった辺り)。
