ビンゴー・キッドの洋書日記

英米を中心に現代から古典まで、海外の作品を英語で読み、論評をくわえるブログです

"The True Deceiver" 雑感 (1)

 きょうの午前中で、今年の仕事は終了。ということにしておこう、ひとまず。明日も〈自宅残業〉を続けてもいいのだが、ちと疲れた。
 年の瀬になると、亡くなった父もある日、午後早くに家に帰ってきたものだ。それが12月28日だとわかったのはいつのことだろう。帰宅後、父はさっそく家の大掃除。ぼくもよく手伝わされた。
 などと思い出したのは、ゆうべ寝床の中で、宮下奈津の『遠くの声に耳を澄ませて』を読みはじめたせいかもしれない。とてもすてきなタイトルだ。最初の話「アンデスの声」もなかなかいい。
 このところ、夕食時に映画を見ている。きょうは『海の上のピアニスト』。あのピアニストも、「遠くの声に耳を澄ませ」ることがあったのではなかろうか。ぼくも時々そんなことがある。すると、ほんのちょっぴり心が澄んだような気になる。
 閑話休題ムーミン・シリーズで名高い Tove Jansson の "The True Deceiver" (1982)を読みはじめた。裏表紙の紹介によると、Jansson は1968年から大人向けの小説に転向。本書は68歳のときの作品だという。
 へえ、そんなこと、ちっとも知らなかった。そもそも、Tove Jansson という名前さえ記憶になかった。ぼくが本書を読もうと思ったきっかけは、これが2011年のBest Translated Book Award(最優秀翻訳作品賞)受賞作ということで、書棚の〈早く読まねばコーナー〉に転がっていたからである。
(写真は、宇和島市立明倫小学校の通学路に面した古い民家。きのうアップした酒屋さんの隣りにある。昔は気にもとめなかったが、今はただ懐かしい)