きょうは早退して通院。一週間前に転んで打撲した左肩を診てもらったところ、三角巾は外していいものの、完治するまでざっと一ヵ月とのこと。やんぬるかな。
転倒したのは散歩中だから、というわけでもないが、帰宅後、Henning Schmiedt の "Spazieren" を初めて聴いた。いまも流している。グレン・グールドの「ゴルトベルク変奏曲」や、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」にも似た静かな衝撃を覚える。生きててよかった、とちょっぴり思う。
Melanie Dobson の "Chateau of Secrets" はますます快調。粗筋を紹介するとネタを割りすぎそうなところまで読み進んだ。
川上未映子の『すべて真夜中の恋人たち』も、わりといい。「がんばらないわたし、あるがままに年をとってくわたし、なるようになってくわたし」。なんの予備知識もなく読みはじめた本だが、これ、アノ話なのかな。
さて、ぼくは明日から、いよいよゴールデンウィーク。といっても、仕事以外の予定は皆無。味気ない人生だ。今ごろ、友だちはどうしているのだろう。ほかに機会もないかもしれないので、きょうはぼくの友人を紹介することにしよう。
まず、ぼくのアンテナに掲載しているブログ「ロシアの新聞走り読み」の主宰者、レーノチカ氏。「好きでも嫌いでも日本にとっては無視できない隣国ロシアの電子新聞数紙を走り読みして、あくまで個人的な関心のアンテナに引っかかった記事を翻訳・紹介するブログです」。氏は、ロシア語の通訳・翻訳者である。
つぎに、『父のアルバム』と『母のアルバム』の著者、田中典子氏。この2冊は、「どの家族にも思い出に残る大切なもの」を写真と文で綴った記録である。昭和から平成へと生きてきた世代にとっては、そういえば、あの時わが家でも、と来し方をふりかえるきっかけになることだろう。氏は、清泉女子大学教授。

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