休日ながら「自宅残業」に明け暮れ、"The World Made Straight" の続きがさっぱり読めなかった。そこで例によって、今日は昔のレビュー。6月に翻訳が出た『ザ・ロード』である。
追記:その後、本書は実際に映画化され、2009年に「ザ・ロード」との邦題で公開されました。
The Road (Movie Tie-in Edition 2008) (Vintage International)
- 作者: Cormac McCarthy
- 出版社/メーカー: Vintage
- 発売日: 2008/10/14
- メディア: ペーパーバック
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…何だかベタボメしているようだが、これはアマゾンの投稿レビューだから(その後削除)、商品価値を落とさないように配慮して書いたもので、実際はまあ、そこそこ面白いといったところ。べつに大騒ぎするほどの作品ではない。
読んだのはたしか去年の正月休みで、そのころはまだピューリッツァー賞の受賞も決まっておらず、版元のほうでも、翻訳を出すかどうか迷っているという話だった。文芸作品の翻訳は、メジャーな賞の受賞や映画化によって決まることが多いという一例である。