2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ロンドン時間で昨日29日、今年のブッカー賞ロングリストが発表された。現地ファンによる下馬評はつぎのとおり(集計方法のちがいで、2~7位は移動あり)。 1. Endling by Maria Reva 2. The Land in Winter by Andrew Miller 3. Flashlight by Susan Choi 4.…
きのう、Edith Wharton(1862 - 1937)の "The Age of Innocence"(1920)を読了。周知のとおり、本書は1921年、第4回ピューリツァー賞の受賞作で(Wharton は女性として初受賞)、1924年にサイレント映画化。1993年にはマーティン・スコセッシ監督によって…
ブッカー賞ロングリストの発表が目前に迫り、現地ファン投票の集計結果が公表された。 Nesting by Roisin O’Donnell– 58 votes The Book of Records by Madeleine Thien – 52 votes Audition by Katie Kitamura– 50 votes Our Evenings by Alan Hollinghurst…
今年の女性小説賞受賞作、Yael van der Wouden の "The Safekeep"(2024)を読了。Yael Van Der Wouden(1987 - )はオランダの作家で、本書は彼女の処女作。 また本書は昨年のブッカー賞最終候補作でもあったが、年末に同賞関連のランキングを公表したさい…
今年もこの季節、例によってブッカー賞の動向をチェックしている。いまはレース前につき、各馬ともパドックを周回中だが、ほんとの競馬とちがって出走馬はまだ決まっていない。 ぼくの推計だと、これまで50人くらいの現地ファンが予想リストを公表。東洋の某…
アルゼンチンの作家 Manuel Puig(1932 - 1990)の "Kiss of the Spider Woman"(1976, 英訳1979)を読了。周知のとおり本書は世界的ベストセラーで、のちに作者自身の手で戯曲化。1985年にはエクトール・バベンコ監督により映画化され、日本でも1986年に公…
ブッカー賞ロングリストの発表日が近づいてきた(今月29日)。先月初め以来、いろいろな現地ファンがいろいろな予想リストを公表。いまではYouTubeでも情報が得られるようになっている。 例年、そうした情報を集計するファンもいて助かるのだけど、それはま…
今年の女性小説賞最終候補作、Elizabeth Strout の "Tell Me Everything"(2024)を読了。さっそくレビューを書いておこう。 Tell Me Everything: Oprah's Book Club: A Novel (English Edition) 作者:Strout, Elizabeth Random House Amazon [☆☆☆★]「病める…
今週はめずらしく三回も外出。ジム二回のほか、『ミッション:インポッシブル / ファイナル・レコニング』を見にいった。こんども「そんなん、ありえへんやろ」というアクション・シーンの連続で、トム・クルーズの生還シーンなど吹きだしそうになったけど、…