杞憂だと思いたいが、9月13日の日記に「〈ブログ炎上もの〉」と書いた心配が現実のものになりつつあるようだ。同日もふくめ、何日か連続して論じた作家についてネットで検索したところ、なんと一連の記事にたどり着けなくなっているのだ。不思議に思い、作家名にこのブログ名を追加して検索してみると、驚いたことに該当項目なし! わずかに1つ、べつの本の雑感がヒットするだけだ。正確にいつかは憶えていないが、つい先日までそんなことはなかった。明らかに誰かの意思が働いているとしか思えない。
今のところ、さすがに作品名経由だと問題の記事を発見できるのだが、これもそのうち削除されるかもしれない。ぼくは何年か前も、このブログに関連して情報操作の被害に遭ったことがあり、そのときは操作をした相手が誰かわかったが(某社)、今回は不明。イヤな予感がする。しばらく様子を見守ってみよう。
閑話休題。Cesare Pavese の "The Political Prisoner" と "The Beautiful Summer" を読了。テキストは長編二作が収録された Peter Owen 社版のハードカバーで、最初の作品が表題作である。ペイパーバック版も、ページ数から判断してハードカバーと同じ構成と思われる。さっそくレビューを書いておこう。