今夕、愛媛の田舎、宇和島から帰ってきた。 ほんとうは先週末から今週初め、広島・山陰旅行に出かける予定だったのだけど、先週金曜日の早朝、母が急逝。享年九十七歳だった。 母は愛媛アララギの会員で歌人だった。なるべく早いうちに母の句集を出したいと…
先日、"Middlemarch"(1871 - 72)C1到着。もっかC2にむかって前進中。 BC(ベースキャンプ)出発直後の危険なアイスフォールほど困難ではないが急峻な氷壁がつぎつぎに立ちはだかり、相変わらず登攀に苦しんでいる。 とはいえ狭いが平坦な箇所もあり、そこ…
"Middlemarch"(1871 - 72)の登山開始。ほんとうは現代文学にもどるはずだったけど、"Vanity Fair"(☆☆☆☆ 1847 - 48)が意外に早く片づいたので、7000メートル級の高峰をもうひとつ登れるのではと思って着手した。 ところがギッチョン、ベースキャンプ(BC…
先ほど、旧レビューの加筆修正を2009年8月分まで完了。過去記事「ブッカー賞ぼくのランキング」に2009年のランキングを追加しました。 ついでに、過去記事「ぼくの古典巡礼」にメルヴィル論を追加しました。
先週末、既報どおり、Thackeray の "Vanity Fair"(1847 - 48)を読了。このところなにかと忙しく、きょうまでレビューを書く時間がとれなかった。 本書も例によって恥ずかしながら、いままで邦訳でも未読。予備知識ゼロ。読後になって手持ちの参考文献を斜…
きょうの昼すぎ、"Vanity Fair"(1847 - 48)の登頂に成功! ベースキャンプ(BC)を出発したときは二ヵ月ほどかかりそうだと思ったが、しだいにピッチが上がり、C4を設営してまもなく頂上アタックを開始。最後は快適なクライミングだった。 本来ならさっそ…
"Vanity Fair"(1847 - 48)C3に到達。C2からの途中、嵐に見舞われ一日ビヴァーク。嵐の原因はまず単語。BC(ベースキャンプ)の出発直後も A sate ... with Bとあり、なんでここで satisfy なんや、と首をひねったものだが、えらく長い ... をカットしてみ…
"Vanity Fair"(1847 - 48)のC2に到達。C1から一週間かかった。BC(ベースキャンプ)からは二週間。このぶんだと、登頂は来月中旬あたりか。 Dickens 三山ほどの難ルートはないけれど、単語やフレーズという点では壁があり、パソコンや ChatGPT の助けを借…
一年と二ヵ月ぶりに艦船模型の製作をはじめた。 先日、書斎の掃除中にうっかり破損してしまった戦艦長門をなんとか修復。あちこちイジったり接着剤でくっつけたりしているうちに指先を動かす楽しさがよみがえってきた。 モデルは重巡愛宕。映画『ゴジラ-1.0…
あっ、やっちまった! 先日ひさしぶりに書斎を掃除していたら、手元が狂って掃除機がプラモデルケースにぶつかり、去年ほぼ一ヵ月かけて製作した戦艦長門がケースごと床に落下。大破してしまった。 まあなんとか修復できたが、豆粒大のパーツがひとつ、どう…
Dickens の "Oliver Twist"(1837)を読了。邦訳はたしか高校時代、本屋の店先で文庫本をパラパラめくった程度。毎度恥ずかしながら、この古典も初読だった。 今年は第一四半期で Dickens 三山の縦走というのが、正月にぼんやり浮かんだ新年の目標のひとつだ…
"Oliver Twist"(1837)、第3キャンプ(C3)到達。C1, C2からここまで、まずまず順調に登ってきた。語彙はさておき、現代英語とそう変わらないくだりも多い。 しかしもちろん難所もあり、いくつかの章のイントロをはじめ、個々のエピソードの要点をまとめた…
"Oliver Twist"(1837)、第1キャンプ到達。ベースキャンプからのルートはところどころクレバスや険しい岩稜があった程度。ネット情報という先人たちが設置してくれた鎖やロープのおかげで、素人クライマーのぼくでもわりと楽に登れた。 さて、表題作の落ち…
もっか "Oliver Twist"(1837)登頂にむけてベースキャンプ設営中。今年は第1四半期で Dickens 三山の縦走というのが新年の目標のひとつだったので、予定より半月遅れだ。 ちょっと試登してみたところ、三山のなかではいちばん難易度が低そうだけど、先のこ…
本日、最終キャンプから頂上アタックを開始、やっと "Great Expectations"(1860 - 61)の登頂に成功した! 先月の "A Tale of Two Cities"(1859 ☆☆☆☆)がアイガー北壁とすれば、今回はマッターホルン北壁。途中なんどもギヴアップしかけたが、そのたびにネ…
登攀中の "Great Expectations"(1860 - 61)、やっと第3キャンプ付近にたどり着いた。岩稜のかなた、かすかに頂上が顔を出している。 いままで登ってきたルートを見おろすと、急峻ながら簡単にクリアできた岩場もあり、思いのほか楽しいクライミングだった…
さて恥ずかしながら、本書がフランス革命を扱った小説と知ったからには当然、最大の関心事は、それがどう扱われているかだろう。Dickens の革命にたいするスタンスである。 が、その前にまず、そもそもフランス革命とはどんな事件だったのか、なぜ起きたのか…
きょう、たいへん遅まきながら『国宝』を観にいった。もちろん大ヒット作だとは知っていたけれど、なにしろ長尺映画。トイレが気になるぼくはいままで渋っていたが、正月以来顔を合わせていないドラ娘の発案なので重い腰を上げた。 いやあ、評判どおり圧倒さ…
ああ、やっぱり Dickens はむずかしい! 第一印象は「拍子ぬけするほど簡単」だった "Great Expectations"(1860 - 61)だが、その後こんな一節に出くわした。mI deEr JO i opE U r krWitE wEll i opE i shAl soN B haBelL 4 2 teeDge U JO aN theN wE shOrl…
今週も通院週間。読書のほうはサッパリで、待合室で "Great Expectations"(1860 - 61)をボチボチ読んでいた程度。先週 "A Tale of Two Cities"(1859)を読みおえたあと、予定ではすぐに取りかかるはずだったけど、同書でヘコたれ、すっかり腰が引けてしま…
ゆうべ、とうとう "A Tale of Two Cities"(1859)を読みおえた! ご存じ Dickens の代表作のひとつだが、恥ずかしながら邦訳でも未読。本のサイズでいうと、昨年登頂に成功した "Bleak House(1853 ☆☆☆☆★★)がヒマラヤの巨人、八千メートル級の高峰とすれば…
"A Tale of Two Cities"(1859)、まだ遠くのほうだけど、やっと頂上が見えてきた! フランス革命勃発後の展開がちょっとしたリーガル・サスペンスで、わりと面白い。ただ、相変わらず難解なくだりがあり、あるネイティヴによると、Reading Dickens requires…
匍匐前進中の "A Tale of Two Cities"(1859)、今週はやっと、フランス革命勃発のくだりまでたどり着いた。予定より一週間遅れ。読了は来月なかごろかな。 ペースがなかなか上がらないのはもちろん難解だからだけど、ほかにもうひとつ理由があって、期待し…
今週は通院週間だった。"A Tale of Two Cities"(1859)は相変わらず匍匐前進。人物描写や会話などはわりと簡単なのだけど、とにかくやっぱり首をひねることが多い。 小休憩をなんどもはさみ、気分を一新して取り組んでみると、あ、そうかと気づいたりするけ…
きょうやっと、2010年8月アップのレビューまでさかのぼって加筆修正。同年から昨年までのブッカー賞受賞作および候補作のランキング一覧を作成しました。2006年から2009年のものも後日掲載する予定です。なお、諸般の事情で本ブログを休止していた2014年と2…
先週読みおえた "The True True Story of Raja the Gullible (and His Mother)"(2025)に "A Tale of Two Cities"(1859)の話が出てきた。うっかり該当ページはメモしなかったけれど、へえ、やっぱり偶然ってあるものだな、と思った。以前から、今年の古典…
昨年の全米図書賞受賞作、Rabih Alameddine の "The True True Story of Raja the Gullible (and His Mother)"(2025)を読了。Rabih Alameddine(1959 - )はレバノンの作家で、サンフランシスコおよびベイルート在住。さっそくレビューを書いておこう。(…
明けましておめでとうございます。 きょうは仕事始めのひとが多かったはずだけど、年金生活者には無関係。ぼく自身は通院始めだった。今月はあとまだ二回、それぞれべつの病院・クリニックの予約が入っている。やれやれ。 年末年始はもっぱら、過去にアップ…
ああもう、大みそか! 年をとるにつれて一年が短く感じられるのは、一年が年齢分の一だから、という説を異なるふたつの出典で読んだことがある。ひとつは、アインシュタインの説とあったような気もするが未確認。 ともあれ、きょうは朝から大掃除。ひと休み…
本書はロングリストの段階からさほど興味がなかった。Andrew Miller という名前には見おぼえがあり、読書リストを検索したところ、2011年のコスタ賞受賞作 Pure(2011)がヒット。拙文を読んで凡作ぶりを思い出した(☆☆☆★)。 いちばんガックリきたのは、「…